2025.06.02
ブログ
ムラサキカタバミ

心にのこるインタビュー
1988年の大阪国際女子マラソン、増田さんは再びマラソンに挑みます。
途中棄権したロサンゼルスオリンピック以来のマラソン。
過去の自分を乗り越えたいと走り始めます。
🎤 沿道からも優しい声援なんかもあって
増田さん!おかえり!なんて言われて走ってたんです
そしたら大阪城を越えたところで男の人の太い声で
「増田!お前の時代は終わったんや」って言われちゃって… ⤵
またその声に負けちゃって… ⤵
その瞬間がまた恥ずかしかったのね
だけど無視して走り続けないと心が折れると思います
🎤 今だったら大丈夫よ おばさん力だから
あっさり「終わってるよ!」って跳ねのけられるんだけど
当時はまだ24歳 やっぱりね屈辱っていうか その瞬間 足が止まっちゃって
本当にそんな心無い言葉を24歳でぶつけられたら、どんなにオレゴンでたくましくなって帰ってきていても、心が凍り付きますよね。
🎤 逃げたいってまた思って こんな無様な姿を
やっぱり沿道でもテレビでも見てるって・・・
もう私の時代が終わってるって思って見てる人が多いって
だったら地下鉄に乗ってホテルに帰りたいって・・・
地下鉄を探しながら歩いちゃって
・・・・でも、完走なさったんじゃ?
🎤 でも完走できたのは
歩いてる私を6人の市民ランナーの方が追い越して行ったんですけども
誰一人として素通りしなかったの
みんな気にかけてくれて
大丈夫?って・・
🎤 歩いてる私の横に来て走らせようとして
手拍子打ったり
右肩をポンとたたいて走り去っていったり
後ろを振り向きながら
増田さん!一緒に走ろーって言ってくれる人とか
そういう人の後ろ姿が素敵なの
私 その後ろ姿を見ていたら走りたくなって
あ そうですか
🎤 それで後ろをついて行った
最後の6人目の人としばらく走って
永井陸上競技場に運んでもらった感じ
みんなほんと気にしてくれて だから私
永井の陸上競技場に帰っていったら
生まれて初めてです
走りながら涙が止まらなくて
私をここまで連れてきてくれた6人の人のやさしさ
ありがとうという気持ちと
自分に対しても昔の自分だったら
「お前の時代は終わったんや」っていう言葉には勝てなかった
見栄っ張りだから でもその言葉に勝って ここに戻ってこられた
あなた偉いよね・・というなんか自分に対して偉いよねって
いろんな気持ちが混ざり合って
ほんとそうですね
🎤 30位でゴールしたんです ほんとに新しいスタートを切ることができました
その新しいスタートを切ることができたのは6人の方のおかげ
増田さんが陸上を始めた故郷の町では増田さんの名前を冠したマラソン大会が開かれています。いすみ健康マラソン(増田明美杯)
増田さんが今伝えたいことは、走ることを楽しんでほしいということです。
(おわり)
私たちも、みんないっしょに一歩ずつ進んでいきましょう❣
横浜旭は、みなさんのお越しをずっとお待ちしております♪
ミライてらす横浜旭 I西